【フランスビジタービザ更新】レセピセから滞在許可証受け取ったら家族カードになってた話【家族呼び寄せ】

手続き

Bonjour!!
2020年2月にビジタービザ更新でレセピセを貰ってから、その後、5月に滞在許可証を受け取ることができました!
無事カードを受け取ることができ、やっとフランスに足を付けれた感があります。
さぁこれから家族呼び寄せの手続きを始めるぞ!と思っていたところタイトルにもあるように、ビジタービザの更新をしたはずがなんと、家族身分の一時滞在許可証をもらえてしまいました😳
日日夫婦の家族呼び寄せ手続きの情報も少ない中でこんな事例もあるということでシェアしたいと思います。

改めて私のプロフィールを

フランスに就労ビザで滞在中の日本人と結婚し、2019年3月15日から有効のビジタービザで滞在を始めました。
家族呼び寄せ手続きはは許可までに1年近く時間がかかるようなので、まずは許可を取りやすいビジタービザで入国し、滞在しながら現地での家族呼び寄せ(Regroupement Famillial sur place)の手続きを進める予定でいました。
県庁の人には家族呼び寄せの手続きをするにもまずは1回目のビジタービザの更新が終わってからと言われていたのでビジタービザの更新が長期滞在への第一歩でした。

夫は滞在8年目、2018年の更新時に10年カードをもらっています。

ビジタービザ更新、滞在許可証GETまでの流れ

2020年2月6日
ビジタービザの更新のためランデブーをとって県庁へ。レセピセGET
3月7日
県庁から滞在許可証受け取りのための呼び出しの手紙が届く
ーー新型コロナで外出制限、取りに行けず・・・ーー
5月13日
改めて県庁から日にち指定で呼び出しの手紙が届く
5月19日
県庁にて1年間有効の滞在許可証GET!

滞在許可証受け取り当日の様子

指定された持ち物は

・通知の手紙(de la présente lettre)
・有効期限の切れた滞在許可証(de la carte de séjour périmée)
・レセピセ(du récépissé de demande de carte de séjour )
・225€の収入印紙(des timbres fiscaux d’un montant totale de 225€)
 * 収入印紙はhttps://timbres.impots.gouv.frで買います

あとはボールペンの持参とマスクをつけるようにと案内がありました
付き添い不可のお達しも・・・😱(心細いよー!)

指定の時間に県庁へ行くと入り口で職員が立っており要件を聞かれます。
「Je cherche mon titre de séjour」と伝え、通知の手紙と名前を言うと中に入れてもらえました。
入り口すぐの受付で名前のチェックをし、すぐに奥の窓口へ案内されました。提出書類の確認が終わると受け取りのサインをし、ついに滞在許可証GET!
期限は元の滞在許可期限日から1年。

え!さらっと終わった😂
すんなりいきすぎて拍子抜け😂県庁についてから5分くらいの出来事です。

嬉しくて外に出てすぐパシャリ📷

初めてのカード!嬉しいーー!!

ん!?家族!?働ける!?

あれ、ビジターは働けないはずだけど・・・

貰ったカードには間違いなく
「VIE PRIVEE ET FAMILIALE」の文字が。そして就労許可の文字も。

????

滞在身分がビジターから変わってる!?その場で聞ければ良かったのですが、なんとなく気付いたもののまさか滞在身分が変わると思わないし、1人だったのでスムーズに受け取れたのとカードを手に入れた達成感で全く気がまわらず。
夫もまさか変わるとは思ってないので何かの手違いかなー?くらいで流してました(大事なことなのに!フランスの手続きへの信用のなさ。笑)
ちなみにレセピセの段階では変更なくビジターで就労不可の身分でした。

県庁へ確認へ

レセピセを貰ったのを機に家族呼び寄せの手続きも進めており、3月に必要書類を管轄のOFIIに送っていました。滞在許可証を受け取った数日後、不足書類の連絡が届きました。
その中に県庁で受け取る書類のようなものがありよくわからなかったので、県庁へ確認に行きました。

私の滞在許可証を見せ言われたのは
「家族呼び寄せの手続きは必要ない」でした。
「もう家族身分で滞在許可が降りてるのになぜ手続きをするの?」

(こちらが聞きたい!なぜ家族身分になってるの!)
元々はビジターだったんですが・・・

「でも滞在許可証がある、それが全てよ」

お、、、おう、、、
理由が知りたかったけど、そこまではっきり言われてるのに食い下がっても面倒なので良しとしました。
よくわからないけど貰えたならよし。

考察:どうして変更になったのか?

本来ならビジター身分での更新だったはず。
どうして家族身分になったのか?
思い当たるのは更新の手続きの時に記入した一枚の書類。
住居を証明する書類の中で提出した日付と署名入りの住居提供証明書(attestation de l’hébergeant)の代わりに渡されたものでした。
おそらく夫婦で暮らしていると言うサインになる書類で私と夫それぞれの名前、誕生日、出生地を記入しました。
夫についてきてもらっていて良かった!

ちなみに住居提供証明書は「結婚しているのにこの書類はおかしい!」
とその場で破り捨てられました。笑
更新の際の記事もぜひご覧ください

改めて家族呼び寄せ手続きの条件の確認

Regroupement Familial(家族呼び寄せ)は18ヶ月以上フランスに滞在し、一年以上の滞在許可証を持つ外国人がフランスの滞在許可を持たない家族と暮らすために行う手続きです。

たくさんの書類の提出、住環境を確認するための自宅訪問などのOFIIでの審査通過後、日本にいる家族がフランス大使館でビザを受け取ります。この手続きには最短でも8ヶ月かかると言われています。

すでにフランスに滞在許可のある家族の場合の申請(Regroupement Familial sur place)ついてはこちら

République française HPより

※Google翻訳そのままなので表現の不自然さはスルーしてください😌

すでにフランスにいる家族は家族呼び寄せの恩恵を受けることができますか?

はい、すでにフランスにいる外国人の配偶者や子供は、現地で家族と再会することで恩恵を受けられます。
夫はフランスに少なくとも1年の居住許可のカバーの下に住んでいなければなりません。

これは特に、受益者の配偶者が従業員、派遣労働者、学生または訪問者の状態でフラ​​ンスに滞在している場合に当てはまります。

申請者および組み合わせの受益者が満たすべきその他の条件は、通常の手順と同じです(ビザ申請なし)。
同意の場合、受益者の配偶者および成人した子供は、私生活および家族生活のための一時的な居住許可を受け取ります(1年間有効)。

申請者(夫)が就労ビザで一年以上の滞在許可を持つ場合、すでに長期滞在ビザでフランスにいる受益者(私)は更新の手続きをすることで1年有効の家族ビザを手に入れられる。
という事だと解釈。

外国人の入国と滞在に関する法律

République française HPより

合わせてこんな内容も見つけました。

第R. 411-1条および第R. 411-2条に規定された条件に基づいてフランスに定期的に居住する外国人の場合、家族の統一の利点をフランス領に居住する家族の1人以上のメンバーに拒否することはできません。

1年間有効な一時滞在許可の対象で、その国の領土に滞在することが定期的に許可されている外国籍の人と結婚を契約します。
家族の再統合の権利の利益は、導入手続きに頼ることなく付与されます。
配偶者、および該当する場合、フランスに居住する18歳未満の子供は、1°、2°、3で述べられている拒否または除外の理由の1つを除いて、その恩恵を受けることができます。記事L. 411-5の°はそれらに反対です。

411-1/411-2条に規定された(18ヶ月以上フランスに滞在し、一年以上の滞在許可証を持つ)外国人はフランスに滞在許可証を持って住む家族とRegroupement Familialで許可される家族ビザで住むことができる。導入手続きは省略される。
導入手続き=たくさんの書類の提出と、自宅訪問
と解釈。

ちなみに除外の理由が記載された411-5条1°2°3°は
1.申請者は家族と暮らすための十分な経済力がない
2.申請者は家族が入国した日から一緒に暮らしていない
3.申請者はフランスの法律を遵守していない
という内容です。

要するに・・・

18ヶ月以上滞在し、滞在許可証を持つ夫と暮らすビジタービザによる一時滞在許可証を持つ私は、滞在許可証を更新することで家族身分の一時滞在許可証を手に入れられる。

手違いでもラッキーでもなく手続きとしていたって通常通りの流れだった!

手続きは複雑で大変ってイメージにとらわれていたけど、そもそも家族が一緒に暮らすって自然なことですもんね。
フランスは鬼ではなかったです。

更新時に住居提供証明書の代わりに書いた書類も一役かっているかもしれません。

ただ、人によって対応が変わることがデフォルトなフランス😅
法律は同じはずなのに言うこと、提出書類も対応する人によって違う。
そんな中できっちりスムーズに対応してもらえたのは奇跡のように感じます🥺

シャラント=マリティーム県はこれまでも拍子抜けするような素晴らしくスムーズな手続きをしてくれています。
窓口が混み合うことはないし、手紙の返信も早い、運転免許の申請も約1ヶ月で終わりました。
なんてありがたい!!(本来は普通のことなのに!笑)
大都市と比べて外国人が多くないおかげ?

気になること

県庁では家族呼び寄せの手続きは必要ないと言われたものの、OFIIからは書類不足で連絡が来てる。
正式に滞在許可は受けてるけどOFIIには伝わってない??

移民対象講座(La Formation civique)はOFIIの管轄。
これはどうなるんだーー!?!?
義務だからいつかは受けるはず!と楽しみにしてるんだけど・・・
フランスの制度や歴史を学ぶのも興味があるし・・・
何よりも無料の語学講座を受けたいんだ!!
(ビジター1年目は制度が変わって滞在カードがないからなのか健康診断は受けたけど、移民講座は受けてない)

伝わらないなんてことはないだろうけど
やっぱりOFIIからきた不足書類の手紙には返信しよう。

動きがあったらまた追記します!

まとめ

滞在許可証の受け取りと、ビジタービザの更新で家族カード手に入れた話でした!

フランス人の配偶者ビザの情報は日本語でたくさんある中でなかなか見つけられない家族呼び寄せ「Regroupement Familial 」の情報。現地手続き(sur place)もよくわからないままできると信じてとりあえずビジタービザで入国しました。
初めての更新で無事レセピセをもらい、「Regroupement Familial 」の書類を出したところでの思わぬ朗報でした。

République françaisのHPできちんと記載されている情報ではあるけど、慣れないフランス語で探し、理解するのは大変!
手探りで探しているときは必要書類を見つけるだけでも一苦労、しかもビジタービザからの更新で家族身分の滞在許可証が手に入るなんで思いもしないので、実際に滞在許可証を手に入れてから調べて理解できたことばかりです。
それでもここまで理解するのにすごーーーーーく時間がかかりました😂
聞く人もいないし😂
事前にしっかり調べていれば知ってたはずだけど、当初はキャパオーバーでたどり着けなかったんだと思います。笑

何も言わなくとも更新時に滞在身分を変更してくれるのが手続き上通常の流れのようですが、情報を知り、こちらから今回の更新で家族カードに切り替えられるのか確認できるとより確実に手続きが進められると思います。
あとは手続きの時にはパートナーにもいてもらえるとより安心。

長くなりました!!
当たり前の情報!?なのかもしれませんが、私は今までに見たことのない事例なのでなるべく詳しく書きました。
この情報がお役に立てれば幸いです!

コメント

  1. 鈴木敬子  より:

    恐れ入ります。9月に初めてビジタービザを更新する者です。今更新について色々調べていてこのブログにたどり着きました。とても参考になっています。ありがとうございます。一つ教えて頂きたいのですが、ビザを更新した場合、有効期限は更新の手続きをした日から1年ですか?それとも前回の有効期限日から1年でしょうか?それだけどうしてもわからないのです。手続き日から1年であればなるべく遅く県庁の予約をしたいので。よろしくお願いします。

    • のせさんのせさん より:

      お役に立てて嬉しいです^^!
      有効期限は前回の有効期限日から一年になるので、お好きな都合で予約して大丈夫です!

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