Bonjour!のせです。
初めての妊娠、しかも異国。
日本とは随分勝手が違って常に、なんか抜け漏れてないかな??
と不安になりながらも現在、37w5d無事臨月突入しました!
この記事では地方住みの私の妊娠発覚から出産日までの流れをまとめていきます!
妊娠かな?と思ったら
日本と同じくフランスでも妊娠検査薬が売られているので確かめてみましょう。
Teste de grossesse で薬局で売られています。
いくつか種類はありますが妊娠何週目かまでわかるこちらの製品を買いました。
だいたい10€くらい
陽性が出たら一般医Généraliste/ジェネラリスト、もしくは婦人科医Gynécologue/ジネコログに行き血液検査の処方箋を出してもらいます。
まずここで日本との違いにびっくり。
かかった病院で血液検査等はしてもらえず、専門の機関Laboratoire/ラボラトワに処方箋を提出し検査を行います。
(ラボについての詳しくは後ほど)
私はこの時どこにも医者にかかったことがなく、一般医の登録もしてませんでした。
夫の同僚がかかっていた婦人科に電話したところ2日後に予約を取ることができました。
医者の検索はDoctolibが便利
(ネット予約だと空きがなくても電話で妊娠の場合予約を受けてくれる可能性があります)
婦人科では問診と今後の予定の説明、妊娠生活の過ごし方を聞きました。
あとは触診と子宮頸がん検査のための細胞を採取。
エコーを予約する日を教えてもらい次の診察の予約。
血液検査等の処方箋と、葉酸の処方箋をもらいました。
最終月経開始日la date des dernières règlesは絶対聞かれるので伝えられるようにしておくと安心!
初診・初めてのエコーは12週目頃
義務化されている7回の産前検診と3回のエコーの初診は12週頃に行います。
12週まで待たなきゃ行けないってすごくそわそわします。
妊娠してるとは言っても実際に心音や姿を確認してないのでイマイチ実感がなく、つわりもなかったので本当に妊娠してるよね?って気持ちや、ちゃんと生きてるかな?子宮外妊娠とか異常はないかな・・・と不安もありました。
遺伝子異常が原因と言われる12週未満の流産の壁を超えたところで検診を開始するのは合理的なのかもしれないけど、前回の診察からの5週間がすごく長く感じました
エコーで初めて姿を見て、心音を聞いた時の喜びは大きく、感動して泣いちゃいました
婦人科の初診では妊娠届「Vous attendez un enfant/Décralation de grossesse」をもらいます。
3枚つづりの申請書で、CAFとSécuにそれぞれ14週までに提出します。
これによって出産に関する費用や手当が出るのでとても大切な書類です。
分業が進んでいるフランスの医療
日本では1つの産婦人科を決めればそこに毎月通って、定期検診、エコー、採血・検尿などの検査、出産、両親学級などすべて同じところでが当たり前ですが、フランスでは全く違いました!
上記すべてをそれぞれ違う施設に行かないといけないんです。
総合病院や選ぶ産婦人科によって定期検診やエコーは同じところでもできるのかもしれません。
私の場合は、
こんな感じでいろんなところを渡り歩き、いろんな人と関わりました
定期検診出産まで月一回で日本より少ないと思ったら、妊娠関連で出かける回数は日本より断然多い気が・・・
定期検診 Exemen prenatal
全7回。
体調はどうか?お腹の張りや、血が出たり痛みはないか?血液検査の確認などの問診、
体重、血圧、子宮底長、赤ちゃんの心音確認を毎月行います。
ラボでの検査やサプリメントなどの処方箋を必要に応じて出してくれます。
私は葉酸、鉄剤、ビタミンD、妊婦用の総合サプリメント、着圧ソックスが処方されました
1回目は婦人科、2〜5回目は一般医、6・7回目は出産する総合病院の助産師にかかりました。
(婦人科までが遠くてコロナ禍で通うのが難しかったので歩いていける一般医に途中で変更)
7回目、最後の検診時にはB型溶連菌の検査で細胞の採取と胎児の位置の確認でエコーをしました
(エコー専門の診察と違って軽い確認程度、でも姿が見られて嬉しかった!)
エコー Échographie
全3回。
エコー専門のクリニックで行います。
かなり細かくしっかりと見てもらえます。
エコー前はグラス2杯のお水を飲んで、数日前からお腹のクリーム等は塗らないようにします。
1回目(11〜13週)
胎児の大きさからより正確な妊娠日と出産予定日がわかります。
胎児の数、心臓、ダウン症の傾向の1つとされる首の後ろの浮腫、体の各部位を確認。
頭、ぽっこりお腹、手足など胎児全体の姿を見ることができます。
ダウン症(Torisomie21)を調べる血液検査の処方箋をもらいました。
(フランスでは保険の補償で検査することができます、血液検査の結果次第で任意で羊水検査を行います)
2回目(21〜24週)
胎盤の位置や羊水の量、赤ちゃんの体勢が良ければ性別がわかります!
体の各部位や内臓、身長や体重など細かく確認していきます。
内診で子宮頸管の長さもチェックします
3回目(31〜34週)
出産前最後のエコー。
2回目と同じように胎盤の位置、羊水の量、体の各部位をチェック。
子宮頸管の長さ、胎児の向きも確認します。
残り約2ヶ月もあるのにこれが最後のエコーなんて寂しい。。。
この時点での体重が平均に比べてどれくらいか教えてもらえるけど、2ヶ月でどれくらい成長するかわからないから出生体重の予想がつきません
検体検査 Bilan biologique
初回の抗体検査を含めた詳しい検査に加えて7回。
最寄りのラボラトワに検査に行きます。
尿蛋白や尿糖を調べる尿検査、トキソプラズマが陰性の場合は血液検査も毎月行います。
妊娠週数に応じて他の必要な項目も調べます。
尿検査用の容器をもらい自宅で採取して提出、ラボでは採血をします。
検査結果は直接、郵送、ネットで受け取ることができます。
朝イチ検査をして午後にはネット上で結果を見れるので便利!
(担当の先生にも直接結果を送ってくれます)
妊娠性糖尿病を調べるために糖負荷試験をする場合があるようですが私は行いませんでした。
(空腹で激甘の液体を飲んで血糖値の上昇を調べる検査。)
出産準備クラス La préparation à la naissance
一般医から紹介してもらった個人の助産師/sage-femmeにかかりました。
陣痛が来た時の対応、病院に向かうタイミング、陣痛を和らげるエクササイズ、産後の過ごし方などなど出産に関する知識を7回に分けて勉強できます。
マタニティヨガやプールエクササイズも選べます。
全て保険で補償されます。
何回かは父親同伴を勧められます。出産に関する知識を一緒に学んだり、エクササイズを一緒にすることで父親になる実感を持ってもらえるので一緒に行くことをオススメします!
フランスは日本と比べて父親の育児への意識が高い印象があるけど、確かに一緒に来ている人が多かった!
産後はここの別の助産師さんが家に来てくれることになっていて一度面談がありました
▶︎通常は出産する総合病院でも行っているらしいけどコロナ禍で中止中とのこと。
麻酔医との面談 Anestésiste (〜36週)
33週に総合病院の麻酔医との面談がありました。
私は無痛分娩(硬膜外麻酔/Peridurale)を希望していますが、自然分娩を希望する場合も面談は行います。
既往歴やアレルギーなどの問診、麻酔の説明を受けます。
当日に実際に麻酔をするかどうか改めて確認をするそうです。
いよいよ出産!!
5分間隔の陣痛、破水、出血、胎児の動きが感じられない、異常な痛みを感じるなどしたら病院へ!
陣痛が来たら慌てずシャワーを浴びたり、腹ごしらえをしておくといいらしい。
もし兆候がなければ予定日の前日に電話をして予定日当日の診察予約を取るとのこと。
その時の様子次第で促進剤を使い、2日毎に様子を見るそうです。
まとめ
以上!妊娠発覚から出産までの流れでした!
働いていない私は時間に余裕がありますが、
定期検診とラボで最低月に2回、エコーがあれば3回、出産準備クラスが始まるとそれ以上に出かける必要があるので体調が優れなかったり、仕事や学校があればなかなかのハードスケジュール・・・
日本とはだいぶ違います😅
フランスでの出産までの流れがよくわからないし、1つの場所で済ませられないので抜け漏れがないか不安でしたが、色々通いながら言われた通りに流れに身を任せていたら無事臨月を迎えられていました!
もっとスマートな通い方もあるのかもしれませんが、何か参考になれば嬉しいです!
もしつわりがひどかったり、不安があれば小さなことでも遠慮せずにどんどん相談して心穏やかで安心できる妊婦生活を送ってくださいね😌
▶︎妊娠記録にオススメのノート
フランス語のマタニティダイアリー
TODOリストや入院準備リストなどフランスでの妊娠生活に合う内容になっていて、妊娠・出産関係のフランス語の勉強にもなるのでオススメです!
日々の体調や気持ち、検診の結果など妊娠期間中の記録を週ごとに記録できるデザインになっています。
エコー3回分などのアルバムページもあります。
週数ごとに変わる身体の様子や赤ちゃんの成長が読めるのも楽しいですよ
使いやすく充実した内容で勉強しつつしっかり記録が残せます!
▶︎入院時の持ち物についてまとめました
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